未経験からエンジニアを目指しているけど、
- SES企業のメリットってなに?
- SES企業って悪い噂しかネットに書いてないけど大丈夫?
- SES企業で実際に働いている人の意見を聞きたい!
という疑問について僕の答えを書いていきます!
未経験からエンジニアへ転職し、実際にSES企業で働く僕がSESで働くことのメリット・デメリットを解説していきます!
本記事を読み終える頃にはSESで働くことのメリット・デメリットを理解できるはずです!
本記事の内容
・SES企業とは?
・未経験エンジニアにとってSES企業のメリット・デメリットについて
・SES企業へ入社してから自社開発へ転職する道もある
結論から書くと、僕はどちらかというとSESを肯定しています。
目次
SES企業とは?
SESとはシステムエンジニアリングサービスのことで、取引先へ「客先常駐」するエンジニアのことです。
例えば、元請けのA社に正社員として採用されて、人材を募集しているB社に技術支援という名目で派遣されるイメージですね。
技術支援という名目ですが、研修を少し受けたほぼ未経験のエンジニアを派遣するケースが横行しており、「SES=人売り」と言われブラック企業の印象となっています。
つまり、SES企業はIT企業ではなく、単なる人材派遣会社じゃね?ってことですよね。
B社はA社にエンジニアリングサービスを依頼しますが、未経験エンジニアの場合は1人当たり月45万円くらいの単価になります。
しかし、自分の給料は18万くらいだったので単価に対して還元率が40%程度しかないことになります。半分以上は会社の利益なんですよね。
SES企業は経営者からすれば、ぶっちゃけボロい商売だと思います。
人を派遣するだけで毎月固定で高い契約金が入ってきますからね。
なぜ未経験エンジニアでも技術支援者として派遣できるのか?
さきほど、完全未経験の人でも単価45万だと紹介しました。
では、なんで未経験にも関わらずこんなに単価が高いのだろう?って不思議に思うはずです。
理由は簡単で依頼先の企業に対しては「経歴書を盛る」行為が横行しているからです。
未経験にも関わらず
・経験年数1年以上
・サーバサイド・フロントエンド両方の経験がある
・設計の経験がある
・AWSの構築経験がある
等の現場で使えるエンジニアに変身させて派遣します。
未経験エンジニアにとってSESのデメリットとは?
まずSES企業のデメリットから書いていきます。
SES企業のデメリットを理解してからメリットについて読んで欲しいので、あえてデメリットから紹介します。
SES企業には案件ガチャがある
未経験でSES企業に入れば基本的に参画する案件を選ぶことができません。
例えば、独学でPHPやRubyを学んでいたのに現場では違うプログラミング言語だったなどは頻繁にあります。
また、今月は10時出勤だったのに来月からは9時出勤に変更となる等、環境の変化に瞬時に対応する適応力が求められます。
ですが、スキルをつけることで案件ガチャは回避できます。
2年も経験すれば案件が選び放題になるのでリモート・フレックス勤務を実現するために2年だけ我慢する必要があります。
どこの企業の社員かわからなくなる
SES企業で働くと正社員にも関わらず本社にいくことがほぼありません。
A社の社員としてB社で働くので自分はB社の社員として振舞う必要が出てきますよね。
貴族意識がないことをSES企業の問題として挙げている意見をネットでかなり見かけますね。
ですが、エンジニアは会社のためより自分のために働いている人が多いので帰属意識はあまり必要ないかなと個人的には思います。
若いうちしかオススメできない
エンジニア35歳定年説という都市伝説がエンジニア界隈には存在します。
SES業界ではわりと本当だなと感じています。
35歳という年齢は一般企業でもそうですが、プレイヤーとしてだけでなくマネージャーとしての経験も問われる年齢になります。
つまり、SESでいつまでのプレイヤーとしての経験しかないできていないエンジニアは35歳を超えたら市場価値が一気に下がることになります。
派遣社員の方が給料が高い場合がある
経験が浅いうちは、SES企業で正社員として働くより派遣社員で働く方が給与が高いです。
派遣社員なら未経験でも時給2000を超えるので未経験のうちは逆転現象がおきます。
ですが、2年もすればスキルがついて大幅に給料が上がるので問題ありません。
以上がSES企業のデメリットになります。
・案件ガチャがあるが、スキルがつく2年程度までの我慢
・帰属意識は低くなるが、気にしなければ問題がない
・マネージャー経験が積めないので30代以降は市場価値が下がる
・未経験なら派遣社員の方が給料が高くなる
未経験エンジニアにとってSESのメリットとは?
次にSES企業のメリットについて書いていきます。
僕は、未経験エンジニアにとってSES企業は肯定派の人間ですので僕が感じるメリットを紹介します!
未経験でも入社しやすい
未経験エンジニアにとってSES企業のメリットは技術がなくても入社できるという点に尽きます。
企業は人を派遣してお金を稼ぎたいし、エンジニア希望者はお金を貰ってスキルをつけることができるので本来はwinwinな関係なのです。
スキルさえつければどこでも転職できるのでSES企業をキャリアのスタートに選ぶ人は多いです。
スキルと業務経験が積める
SESはとりあえず、どこかしらのIT企業に派遣してくれます。
案件ガチャに当たり、派遣先が自分の勉強してきた言語環境なら最高です。
たとえ、自分の希望しない案件であっても未経験のうちは悲観する必要がありません。
IT業界では学ぶ言語は何であれ実務に携わった経験年数がとにかく大事なので半年でも現場に身を置けば経験者として扱ってくれます!
また、2年も経験すればモダンな自社開発企業への転職ができるので、とにかく経験年数を積み上げたいという人はSESで働くのはオススメです!
社外のエンジニアと知り合える
SES企業の派遣先には自分と同じくSES企業に所属するエンジニアが多数在籍しています。
派遣先のエンジニアから勉強会に誘われたり、転職についての情報を共有してもらえたり大きな恩恵があります。
中にも、派遣先の社員と付き合うなどの羨ましい話もあります。
僕も転職活動をする時、派遣先で知り合ったエンジニアの紹介で面談させて貰いました。
無理な依頼はされない
SES企業では無理な依頼や強制的な残業もありません。
これは法律で決まっており依頼先のB社は派遣元のA社の社員について直接的な業務命令ができないからです。
プロジェクトのリリース前日や炎上案件などは残業を依頼されるケースがあります。営業を通して本人に依頼する流れになります。この場合はチームワークと思って承諾する方が良いです。
以上がSES企業のメリットになります。
・未経験でも簡単に入社できる
・未経験でもスキルと実務経験が積める
・社外に知り合いができる
・残業は少なめ
【さいごに】SES企業で経験を積んでから自社開発へ
モノゴトにはメリット・デメリットがありますが、SES企業にもメリット・デメリットがあります。
僕はSES企業の経験1年で自社開発企業へ転職することに成功しましたが、容易に転職できました。
ですので、SES企業で1.5年〜2年経験を積んで転職したくなれば自社開発企業へ転職する道は充分ありかなと思います。
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